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『サンタ服を着た女の子-ときめきクリスマス論』 |
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切通理作著
238頁 四六判上製
税込価格 : \1,680 (本体 : \1,600)
ISBN4-560-02792-7
表紙・安彦麻理絵
白水社[詳細ページ]
白水社 営業部 tel.03-3291-7811
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鏡リュウジ氏(占星術研究家)推薦
「クリスマスというフェイクな仕掛けのなかにこそ、リアルに現存する<オトメ心>の再発見。サンタ服を着た彼女たちを通して、大人になった男子と女子の秘めた<ときめき>が合体する地平をあなたは見るだろう。」
刊行の御挨拶
ご無沙汰しております!
新刊『サンタ服を着た女の子 ときめきクリスマス論』を白水社から上梓いたしましたので、ご挨拶させていただきます。
サンタといえば白いひげのおじいさんをイメージする人が多いと思いますが、この本ではサンタ服を女の子が着るのです。
サンタ服の女の子というとキャバクラの接待とか、はたまたケーキ売りのお姉さん、ドン・キホーテによく売っているパーティ・グッズを思い浮かべるかもしれませんが、そんな「着せられている」サンタ服ではなく女の子が自ら選んで、自ら着るサンタ服の本なのです。
消費社会の権化のようにいわれているクリスマスで、与えられるのではなく、若い人が自分で針を通して服を作る、という楽しさを提案してみました。
昔は女子が好きな男子のためにセーターを編むということがありましたが、いまでは、それはやや「重い」ことに入るようです。でも「サンタ服」なら・・・・・・。
この本では、服作りのプロでもない20歳の女の子が、やや倦怠期の彼氏を振り向かせるために、自分のスタイルに合ったミニスカサンタ服を作り始めたことから始まり、色んな女の子にイブに着るサンタ服をデザインして配って着てもらうという運動に発展していきます。
本来独り言と妄想の世界を現実に引きずり出し、一年に一回だけ「私がプレゼント!」と宣言しても浮かない季節、クリスマスの女子のありかたをフォトストーリーやエッセイで構成したものです。
トンガリ帽子で「へへっ」と自嘲気味に笑いながら、雪の降り出した町を全力疾走する、任侠映画でどうにもならない男たちが雨の降り出した街を出入りに向けて出発するのと同じように、女子の存在がクリスマスからはみだしてしまう本になったと思います。
本だけで完結せず、読んだ女の子が真似したくなり、実際にクリスマスにはサンタ服を着てもらう後押しをすることが出来たらなと思っています。そしてクリスマスを真っ赤な偽物サンタ、である女の子で染めてしまいたいのです。たとえつかの間、妄想であっても。
そして僕の文章では、サンタ服の女の子はクリスマスを汚すものでもなければ、邪道でもないと主張します。クリスマスというものは、サンタが贈り物を入れてくれるあの靴下の中のように、もっと懐の深いものです。むしろサンタ服の女の子こそが、クリスマスの本質だといっても過言ではないのです。
ご一読くだされば、幸いです。
切通理作
撮影:田中亜紀
『サンタ服を着た女の子 -ときめきクリスマス論 』(白水社)
刊行記念
サンタ女子たちと クリスマス・パーティ のご案内
撮影:田中亜紀
出 演
切通理作(『サンタ服を着た女の子』『失恋論』)&サンタガールズ
宮田珠己(『晴れた日は巨大仏を見に』)
枡野浩一(歌人)
チムニー&魔子(デリシャスウィートス)
永田王(ライター)
三坂知絵子(女優)
真生女王様(SMクラブ「はるかぜ」)
アーティスト、パフォーマー豪華ゲストがサンタ服で出演
司 会
佐藤梟(デリシャスウィートス)
歌、朗読、踊り、そして真面目なトーク…
淋しい夜に、女の子の切ないハートが爆走
クリスマスに愛のプレゼント交換!
クリスマスはすべてが逆転する季節! 大人になった女子と男子が「乙女心」を再発見。 歌、トーク、踊り…… 誰の心の中にもある「女子の部屋」で ハプニングを経験しない?
12月18日(月)
新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2
03-3205-6864
(歌舞伎町コマ劇場向かい)
Open18:30/Start19:30
¥1,000(飲食別)
※サンタ服を着てきた人には男女問わず割引きあり
撮影:田中亜紀
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