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第10回大村湾一周160kmマラニック[2006年2月11-12日] Edition.1.0_2006.2.20

嬉野の田舎道を行く
風景は美しいが、生活の地理的条件は厳しい場所かもしれない。その厳しさをやわらげ、人間が生きるために端正に整えてある山里の姿は美しい。
コース途中にあるキリシタンの史跡
子どもの頃、婆ちゃんに話を聞いたことがある、畑の道をずっと行ったところの辻で、昔、戦があったと。それで塚があるんだと……日本のどこであっても、イクサがあり、また、村と村の間の辻では、哀しい伝説が残っている。キリシタン弾圧の史跡も同じだと思う。歴史的事実のまえに、神話的・民話的な、つまりは共同体の心的な事実なのだ……
 帰ってから、ネットで調べたら、このあたりのキリシタン史跡についてわずかに解説したページを見つけたのだけど、それはマラソンのページだった(2003年の大村湾ウルトラマラソンでエイドをされた方のページの、最後のほうに註釈がでている→2003大村湾一周ウルトラマラソン)。実際に脚で歩いて、それを見て、感じることが心的真実だ。
峠道へと向かう
俵坂関所跡の旧道から、現代の国道へ出る……
峠の坂道を登る
けっこう登ります。峠からは長崎、下ったところが大村湾。帰りもこの国道を通ります。車の往来があるので注意が必要。
大村湾に駆け下る
峠からの下りは、どーっと駆け下る。まだまだ元気。大村湾が見えてきた! お茶の焙煎工場があって、とても香ばしい道。
大村湾をバックに走る電車

しばらくは大村湾沿いに南下する。JR大村線(早岐〜諫早)と並行する国道34号を走る。うぇえ、長崎まで53kmかぁ……交通量がけっこう多い。それに空模様がちょっとアヤシイぞ。

夕立模様
小雨が降ってきた。うわ、雨具着なくては! 地図をザックにしまわないと紙が溶けてしまう…カメラも濡れるし……あわただしく対応してると、晴れてくる。ありゃりゃ。そんなことが数回あり、エイドステーションで食べたり飲んだりしながらさらに進むと、日が暮れて次第に暗くなっていく……。途中で左膝が痛くなってサポーターを巻いてバンテリンを塗りまくる。まずいなぁ、ほんとに走りきれるんだろうか。行けるところまでは行こう、中間点80kmの公民館まではともかくがんばろう!
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