今回だけ返納すりゃ、後は喉元スルーで喉越し爽やか、涼しい顔、ってつもりなんだろうけど。

「恒久返納」したらどうでしょう。

ボーナス時は、毎回、煮え湯飲んでくれたらいいと思うよ。

というか、最初から支給しなけりゃいいじゃない。
なに、この非効率（ペリー提督の声風に）。

というか、「返納」って言葉が嘘だ。返金でしょ。
まるで、自主的に良いことをしてるみたいに見えるんですが、これも言葉のマジックですね。

いや、もちろん、まともに働いている職員だってたくさんいるのは知っている、
ごくわずかな、まともな人間は忸怩たる思いだろうね。
「何でこんなに叩かれなきゃいけないんだ、オレはまともにやってるのに。
人一倍、何十倍もやってるのに」
また、改革したいと思っている人もいるだろう。でも、
「改革しようにも改革できないよ、あまりに上がアホだ。
どうやって内側から改革できるってんだ？　できるわけないだろ・・・」
てなぐあいにニヒリズムに陥って、もはや事なかれ主義。

「気づきもしない国民を適当に騙して適当にうまくやってけりゃいいんだよ」
「そんなに言うならみんな公務員になりゃいいじゃん、なれない奴のひがみだろ」

あー、そんな穀潰し、全員クビ、って感じにだんだんなってきましたよ。

自分でできない困ったちゃんたちの組織なんだから、国民が「手をもぎ足をもぎ」改革してあげようじゃないか、と。これで手も足も出ないだろ、と。
ポピュリストの政治家は国民の手足になって大鉈ふるってくれるでしょう。

これで、まともな職員が大いに働いて改革してくれることでしょう？

ならないよね。なんとなく、そんな気がする。

大鉈ならぬ、死神の大鎌は、国民にも振りまわされるかもしれないよねぇ。
国民総背番号制度・IDカード発行、なんて言い始めて、まぁ、「転んでもただでは起きない」「七転び八起き」な政＋官だ。

ダルマさんが転んだ、と言って、後ろを向いている間に、気づかないうちに、死神は、やってくるんだよな。

足なんて飾りだ、ってのは、ほんとにそうだね。お偉方には足なんてそもそもないんだ、あいつら、幽霊なんだよ。

だから足音もしない。

ところで。

定率減税は「恒久的」なはずだったけど、廃止された。

たとえ「恒久返納」にしたところで、どうせ廃止されるんだろう。

そして、
「日本国民は、恒久の平和を念願し」たのも廃止するのだろう。

「人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する」なんてこともなく「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」することもなく「われらの安全と生存を」武力によって「保持しようと決意」することになるんだろうね。

それが普通の国だって？
国民の多くがそれを望むならそうなるでしょう。

そのときには「恒久」なんて言葉そのものはなくなるんだろうね。