関東平野下のプレート(ブロック)

関東(首都六県、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)の下の地殻構造、プレートの重なり具合の新知見モデル(2005-6年ぐらい)。

関東で起こる地震のバリエーションを説明するため、今までより複雑なモデルが案出されている。
直接、プレートまで掘り進むことはできないので、起こった地震の詳細調査で、モデルは修正されていく。

関東直下の新しいプレート構造の提案@産総研・活断層研究センター
「フィリッピン海プレートと太平洋プレートの間にもう1枚プレート(以下、ブロック)が存在します」

沈み込めなかったプレートの切れ端が残っていて、その周囲で地震が起こっている、というモデル。縦にスライスした地殻モデルのプレートの重なり具合を見ると、その複雑さがよくわかる。

それにしても、江戸時代には、江戸の下に大鯰=鯨がいるのだ、と考えられていたわけで、そういう印象というか、想像力というのは、案外、正確なのではないか、と思えてくる。江戸時代の人に「どの地域の下まで鯰がいると思う?」って聞いたら、その鯰=ブロックの位置をかなり正確に言い当てるような気がする。あと、鯰の大暴れを止めるにはどうしたらいいか、なんて話も、ちゃんと調べておくといいかもしれない。鹿島神社の位置だとか、プレートの位置関係に関係していないだろうか。震災民俗学とか、震災社会学とか、そういう学問があっていいと思うし、そういう知見を教えて欲しいな、本に書いてくれぃ、と思う(実はすでにあるのかもしれない、後で調べましょう>オレ)。

来るべき直下地震・海溝型地震と首都圏の強い揺れ@東京大学地震研究所
「フィリピン海プレート上面は従来のモデルより全体的に浅くあるべきで,たとえば東京都下では従来のモデルがほぼ深さ40kmであるのに対して,探査結果は深さ約25kmであることを示しています.」

そんなに浅い所にプレート上面が来ているとなると、今まで考えていなかった強い振動が来るということになる。

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