逆さのB、極限の表現としての事故

 ここんところ、「事故学」みたいなものを考えている。

 前に「ヒヤリハットの法則」= 「ハインリッヒの法則」に関して少し調べたことがあり、記事にしてから、ときどきぼんやりと思い出すことがある。
 最近、毎日起こっている事故というのは、社会的無意識の表現のバリエーションなのではないか、と思えてきた。

フロイトが、言葉の言い間違いによって無意識の存在を仮定したのと同様に、社会全体に影響を与える事故というものも、「社会的な言い間違い」、社会的無意識の複合感情が事故という表現として出てきたんじゃないか、と。

#似たことを考えてる人はすでにいて、きっと研究しているんだろう、後で調べてみたい。

[追記2007年6月27日]
「積読」状態だった『アクシデント 事故と文明』(ポール・ヴィリリオ著/小林正巳訳/青土社)がほとんどの疑問というかモヤモヤした感触を少し鮮明にしてくれた。というか、この爺さんの語り口は象徴的な事柄をイメージの包囲網で指し示すやり方なので、アクシデントそのものが明快になったわけではなく、その様相がわかった分、さらに不気味になってしまった。
アクシデント 事故と文明

なんでこんなことを考えたか、というと、秩父別駅混雑事件まとめ@MellowMoonを読んで、そのエントリーでリンクされていた、マナー違反で乗客乗れず─東京の埼京線でも発生@ボーガスニュースを読んだから。

高校生が電車に乗りきれず駅に置き去りにされてしまった、というニュースに対して、「そんなに満員に乗せるのはいかがなものか」と皮肉を込めた架空ニュースが応酬。

ボーガスニュースのエントリ記事で気になったのは、乗車率1200%だって骨にしてしまえば可能だと、人間の悪の関係を揶揄的に表現していた部分。

“働けば自由になれる”ポーランドゆき路線で同水準を達成した事例がある。

「働けば自由になれる」! 思い出した、アウシュビッツの正門のアーチにはめ込まれている言葉「ARBEIT MACHT FREI」だ。ナチスに命令されてポーランド人の囚人が作ったというプレート。

電車、満員、労働、一斉の移動。

そこに表れてくる、何か、得体のしれない嫌な「密度」「圧力」「間隔」。
それらのイメージについて、まとまりはないけど、書き残しておく。

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梅雨入り前に走る

梅雨になったら、走るに走れない(走ろうと思えば走れるけど……)。
梅雨が明けたら、今度は暑くて走れない(走ったら走ったで、エライ熱い)。
梅雨になったら、仕事で忙しくなって走れない(走るどころではない)。

なので(気象庁が訂正しなくても)梅雨入り前に、走り込んでおく。
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うそこメーカー>脳内メーカー「××の脳内イメージ」

[gont_workの脳内イメージを図示すると……]

楽しいね。どんどん作って欲しい、こういうの。
なんか、目からウロコというか、マラソンレースの途中にある私設エイドステーションで飴もらった時みたいに、うれしい気分になる、まだ走るのか、という気分にもなるけど。

ちょうど「愛」の部分が松果体にあたるような感じですが。
デカルトは松果体に「魂の座」があると言ってましたんで、煩悩に悩まされながらも魂の座はなんとか保っているようです(?)。

#ところで、魂と多摩市は似ている・・・発音だけ

朝霞水門往復

[tag]黒目川[/tag]沿いに下って、朝霞水門で折り返して、
20km。昨日の35kmで筋肉痛だが敢えて負荷をかける。
梅雨のはずなのに快晴で湿度も低い。気温は28℃ぐらいか。直射日光浴びてクラクラする。最後は案の定、熱バテ。

やるべき仕事はあるけれど、6月下旬から7月、8月と、忙殺が予定されているので、走れるときに走っておく。
そうでないと、夏以降のマラソンでタイムが向上しない。

走るのには他にも理由がある。

今夏は猛暑だという。夏の暑さに耐えられるように、身体を暑熱順化させる。高度順化と同様に、暑さに慣らす、夏用の身体に「衣替え」するということ。

体内時計がおかしくなっているので、夜は眠り、朝は目覚めて、という普通の生活リズムに戻すために。
[tag]睡眠不足[/tag]を解消するには、睡眠のリズムを元に戻す必要がある。
敢えて直射日光を浴びて、運動で負荷をかけて疲れることで、交感神経/副交感神経の切り替わりがはっきり出るようにする。
夜遅くまで起きて働くことは、ある程度まで意志でできるけど、その逆、充分に深く眠ることは意志ではできない。眠ろうと思っても目が冴えてしまうように。
こういうときは、身体のほうからリセットボタンを押せばいいのだと思う。

ダッシュで追い抜かれる

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多摩湖一周

新座の黒目川沿いに4kmほど走ってから北に折れて野火止台地に上がり、野火止用水沿いに西へ。八坂で多摩湖自転車道に合流、多摩湖を右回りに一周して、同じ道を戻る。毎度同じコース。35km弱? それでも今年一番の暑さで5時間近くかかる。熱中症ギリギリだった。
多摩湖周遊道右回り17km地点?
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年金のフリーダイヤル(国民年金の記録を確認し相談するフリーダイヤル)

以下、2007年6月15日付けの朝日新聞朝刊に記載されていた、政府公報・厚生労働省・社会保険庁合同の新聞広告(公告)からの抜粋です。
こういう情報は、広く国民に広告すべきということで、ブログにも転載します。
全国から問い合わせが多数、ということで電話が繋がりにくくなっている模様ですが(6月15日現在)、当然といえば当然ですよね。
ともあれ、国民の皆様のお役に立つことができれば、幸いです(?)。

なお、今後、電話番号が変わることも予想されます。社会保険庁のホームページなどで再度確認してみてください。

※6月末に、再度、同様の新聞広告が出されました。状況は刻々と変わっていますので、最新情報を常に確認してください。このブログの情報は2007年6月15日現在のものであり、その後の変更情報についての責任は負えません。ご了解ください。

国民の皆様へ

皆様の大切な年金の記録を一件一件ていねいに確認させていただき、確実に年金に結びつけてまいります。
皆様の年金記録を統一するために、平成9年1月から基礎年金番号が導入されています。

少しでも気になる方は、お問い合わせください。

まずは、気軽にお電話ください。
専用のフリーダイヤルを開設しました。

0120-657830
(24時間、土日も対応)
※携帯・自動車電話・PHSからもご利用になれます。
※おかけ間違いのないようご注意願います。

窓口も延長し、夜も土日も対応しています。
社会保険事務所(309カ所)で受け付けています。
月〜金曜日 午前8時30分から午後7時まで
土・日曜日 午後9時30分から午後4時まで

※詳しくは、社会保険庁のホームページをご覧ください

社会保険庁のホームページ

(厚生労働省 03-5253-1111(代))
(総務省の行政苦情110番は、0570-090110)

抜粋しながら、なんか変だな、と思ったことを記しておきます。

#「ごめんなさい」の一言も記載されてませんね。

※6月末に、再度、同様の新聞広告が出された際、表題の下に、少し大きめに謝罪の言葉が記載されていました。

#本来は、「問い合わせて下さい」ではなく、年金を払ったすべての国民、一人一人の国民に、直接、個別に、お知らせすべきことじゃないでしょうか。

※自治体や銀行によっては自主的に年金情報を提供するところもあるようです。

#「国民が問い合わせないと年金記録の突合ができません」「問い合わせない人はミスがあっても知らないよ」と表現しているようにさえ思えます。もちろんそんな意図はないはずですが、慎重に言葉を選ぶべきかと思います。

※その後、対応には変化が見られます。選挙対策用だとは思いますが……(6月末時点)。

#広告の位置はもっと目立つ位置にしておくべきです。2面、3面。

※これについては、まだ告知が目立っていないようです。納税者すべてに告知すべきです。

20XX年、年金もらえる?

役所に電話しても、トランスコスモスに時給1500円で雇われた契約社員さんが「すいません」って謝るだけだろうし。
直接、政府に聞いてみるといいかもしれませんよ。「100年安心、ってホントウですか?」って。
「支給年齢は101歳から、財源不足で月額500円硬貨一枚分、なんてことはないですよね」とかさ。
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映画化決定ー、山岳小説『劔岳 点の記』(新田次郎著)

劔岳!

2009年6月11日追記:(『劔岳〈点の記〉』の関連書籍の追加、文章の訂正、リンクの追加、など)

「山を舞台にした映画」というだけでもうれしい(登山が好きな自分にとって、原作の新田次郎の自分への影響力は200%?)。

映画のテイストとしては、剛健ゴリゴリ。

「プロジェクトXのような、夢に挑戦する人間ドラマ」になるような気がします。

「剣岳」じゃなくて「劍岳」、「山岳」ではなく「山嶽」みたいな。

原作は新田次郎。
文庫で読めます。なお、映画用に簡略化した新版も出てます(なんだかなー、という気もしますが・・・)。
劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))『劒岳―点の記 』(新田次郎著、文春文庫 (に1-34)、ISBN978-4167112349@Amazon

新版 劒岳〈点の記 〉『新版 劒岳〈点の記 〉』新田次郎・原著作、山本 甲士・文、文藝春秋、ISBN978-4163280608)

2007年6月14日現在でわかっている、この映画の情報は

公開:2009年

ストーリー:戦前、登頂に困難を極め、日本最難と言われる剱岳の頂上岩塔に三角点を設置しようと苦闘する測量官の人間ドラマ(原作小説は、実際にあった話、実在のモデルを元に小説化されている)。

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71.5kmの登山道を走り抜く「第15回日本山岳耐久レース」にエントリー

71.5kmの登山道を24時間以内に走り抜くレース。
13時にスタート。すぐに日が暮れて、夜中はヘッドランプを点けて山道を走る。

百鬼夜行。

翌朝ゴール予定……15時間以上は走ってます。
食料、2.5リットル程度の水は持参するのが条件。
雨天決行(雨降ってると泥だらけで滑って転んで・・・)。

かなりイカレテル感じのレースなので、そういうのが好きな方はぜひ、ご参加を。

こいつが完走できりゃ、
徹夜覚悟の厳しい仕事にも耐えられるっしょ?

(体力勝負でなんとかなるわけでもないのだが……最後はやっぱり「修羅場力」次第というか……今年で四回目の[tag]日本山岳耐久レース[/tag]なのだった)。

詳しくは以下。

日本山岳耐久レース オフィシャルサイト
第15回大会は、平成19年10月20日(土)、21日(日)に開催します。 
参加申込受付は6月1日より開始します。

制限時間24時間、全長71.5㎞。奥多摩主要峰全山を縦走する国内最高峰のトレイルランニングレースが、今年で第15回目を迎える「日本山岳耐久レース(長谷川恒男CUP)」です。

バッハのオルガン曲bwv639を発見する

*最初、「バッハのオルガン曲bwv638[いまぞ、われらに救い来れり]を発見する」というエントリーだったんですが、番号を一つ間違えてました(笑)。
正しくは、「Ich ruf zu dir,Herr Jesu Christ BWV639 (主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ)」でした。

中学生のとき、[tag]深夜ラジオ[/tag]で聴いた曲。
自分にとっては、世界で1番美しい旋律ではないか、と思っている曲。
旋律を覚えているんだけど、作曲者もタイトルも知らず、何十年も過ごして、脳内リピートさせてきた。
ラジオで流れるぐらいなんだからきっと有名な曲なんだろうけど、今まで調べようとしなかった。
[tag]オルガン曲[/tag]なんて、たくさんありすぎて、調べようもない。
作曲者さえ知らないんだから。
オルガン奏者の前で鼻歌でメロディを聴かせて「あぁそれならこれ」なんて教えてもらうわけにもいかないだろうし。

でも、今夜わかった。 ユーレカ!
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