百年に一度、と言うけれど

 今回の金融危機、百年に一度、と言うけれど、二百年前、三百年前に同じことがなければ、そのような言い方はできませんね。
 今までに経験したことのない、未曾有の、未体験の、としたほうがいいと思います。
 1929年から始まった大恐慌(時代)において、複雑に入り組んだ金融派生商品とインターネットはあったでしょうか?
 この二つは、価値の増幅と加速を促すものですが、反対に作用した時は、驚くべき速度と規模で破壊が進行するのではないでしょうか。
 まさに、今までに経験したことのないことが、経験されようとしているわけです。
 ぼかした言い方をすると、対応を誤りますよね。

 さて、未体験の乗り物アトラクションです。
 製品検査が行われていない、試乗会です、しかも一回きり。
 安全ベルトはついていませんので、ご自身で用意してください、ということです。

 そして残念ながら、試乗会はキャンセルできない、全世界の人たちが強制的に乗せられます。
 なんと、試乗会にもかかわらず、料金とるつもりです(泣)。

 乗せられるならば、一言、何か言う権利もあるでしょうね。