板橋Cityマラソン2025

4時間29分30秒(グロス)。北風と雨で寒くて冷たくてマイリマシタ。

毎年、とりあえず板橋Cityマラソン(旧・荒川市民マラソン)にはエントリーしている。このマラソンを目標に毎年、毎週のランニングを続けているようなものだ。
それでも仕事や家の事情で走れない年もある。昨年2024年は走れなかったし、春の強風で中止になった年もあった。最初に走ったのは2005年。

当日の気象予報では、6℃、3㎜/hの雨、風速6mくらいの北風の予報。
コンディション悪いですね。身体を濡らしたら低体温症でリタイアする天候。
それで上の服装を

薄い膝くらいまでのレインコート
短T
短T
長T
化繊の薄い腹巻き

にしました。結局、短T×2では暑くなり、往路途中で脱ぎましたが。
市民マラソンのどのレースでも、普段のトレーニングでも、トレランのようにバックパックを常に背負って走っているので、そこに仕舞えばいいわけです。

頭部は

レインコートの頭部カバー
ラン用キャップ

で、往路は問題なかったのですが、復路では向かい風で頭部カバーが外れてしまうし、雨も酷いので首もとを走りながら紐で締めたり、その調整が面倒でした。

当日の朝、スタートの列に並ぶと、前に比べて人が少ないな、と。天候が悪いから参加しない人も多かっただろうし、同日開催の大宮の「さいたまマラソン2025」のほうに人が集まったのかもしれない。それにしてもこの雨と風、仕方ないよね。こういう悪天候のほうが自分にとっては有利だし、ともあれ、5時間以内完走を目指し、できるだけ4時間に近づいていこう、4時間10分を目標に。

スタートして、往路の折り返し点までは、追い風だし、雨が降っていても気にならない、キロ5分50〜45秒で走れていた。このペースなら目標に届くのでは? と思ったんですが、折り返した復路は、当然ながら北からの強い向かい風とともに雨が叩きつけてくる、それに押されて最初のキロ6分を超えてしまう。目標はもう無理だとすぐにわかりました。

折り返し点ですでに、数年前に痛めて完治していない左足のくるぶしが痺れて感覚がなく、うまく曲がらないし、冷たい雨のせいか、両足の脹ら脛は半分痙攣、足先の感覚もなんだかおかしい。
そうなったのは、天候以前に、20㎞以上の距離を走るトレ、フルマラソンに必要なトレが足りていなかった。そもそも週2〜3日、各10〜15㎞、月間走行距離100〜150㎞くらいしか走ってないので、そうなるとフルマラソンの結果は自ずと決まってくるわけです。

あとはコース沿いに大きく掲げられている22㎞以降の㎞毎の看板、23㎞、24㎞、25㎞……42㎞、これを頼りに、もう、淡々と走り切るしかない。走るのを止めて歩くと熱が発生しないので低体温症でリタイヤになる、だから足を止めてはいけない。風雨が強かろうが、我慢、我慢、遅くてもいいので、ともかく、ひたすら走り続ける。

消耗し切って、気持ちが折れそうになりながらゴール。疲れ切り過ぎて着替えもたいへん、帰りの最寄り駅までの道も筋肉痛と疲労のため荒い呼吸で足をひきずり戻る。

それで思い出した。フルマラソンの市民レースにトレーニングして最初に参加したのは、秋の渡良瀬遊水地マラソンだったと思う、2003年。足も呼吸も無理が効いた時だったから、体力の限界まで押し通して、3時間40分でゴールしたけれど、あまりの疲労で荒い呼吸が収まらず帰りの電車で座っても前のめりに塞いでいるような状況だった。

若い頃は無理をして疲れ切り、60代、還暦過ぎのジジイになれば無理も効かず疲れ切る。
それでも、そのときにできる限りのことをやり切る。
それしかないですね。

ちなみに過去の板橋Cityマラソン(旧・荒川市民マラソン)のネットに残っていた記録(出場したけれどrunnetで未掲載の年がだいぶある)。

当然だけど、年を経るごとに、次第に遅くなっていくんですよ。
2025年、今年は4時間半、御の字です。

2019年 04:57:57
2018年 05:25:56
2017年 04:16:25
2009年 05:11:00(ネット)
2007年 03:52:00(ネット)
2006年 03:59:36(ネット)
2005年 03:28:30(ネット)