原因は酷暑。
2023年8月上旬、ICUで気管挿管中の父を見舞う。それから少し持ち直すものの、肺炎の血栓が脳に飛び脳梗塞となる。それでも身体が強い父は意識不明のまま持ち直し、酸素マスクを使わない自発呼吸ができるようになり、9月に入って容態が安定する。よく乗り越えたが、もう意識は戻らないだろう、と主治医。終末期医療のある病院に転院することが決まる。生きられる時間は限られているだろう。
そうこうするうちに、今度は母親が実家で転倒して歩けなくなる。弟が整形外科につれていき脚のレントゲンを撮るも骨折はしていない。ようは酷暑で食が細くなり筋力が落ちたのが原因。父も酷暑で体力と命を削られた。
弟が9月末に実家を離れる。母親も介護認定を要請、結果は2カ月先とのこと。ようやく酷暑が終わり、母親もわずかに歩けるようになったものの、さて、ダブルでたいへんな秋冬がやってきたなと思う、9月末の夜なのだった。