黒い本ですね。
個人的に「黒本」と呼んでいる、黒い本ばかり集めた棚が昔、ありました(今は閉架してます)。そこには埴谷雄高の虚空とか、準詩集なんてのも入ってましたが、そこにこの『イノベーションの神話』を放り込んでみると、暗い闇のなかに、突如、世界を変える馬頭星雲が輝いて現れるような気もします。
何か世の中を変えてしまう発明なり発見なりプロダクト、たとえば、電話であったり、ウェブであったり、グーグルであったり。それがどのような過程で生まれたのか、それにまつわる神話をはぎとって真実のみを抽出し、そこに共通するものを探し、教訓としよう、って本です。何かデカイことを画策している時に読むと、唸るかもしれません。それが、うーん、なのか、あっ! なのか、あぁあああ! なのかはわかりません(笑)。
#無粋なことを言うようですが、アマゾンさん、この本の重要な部分は、金赤の帯なんですぜ。
#帯とった書影を掲載するのは、ふんどしをとってしまうようなものですよ。
#何を言いたいかって? 読んでみればわかりますw