本人が決めること、じゃなくて、決められること

相撲協会もマスコミも、おかしいなぁ。
朝青龍は犯罪者か?
嘘つきかもしれないけど、犯罪者じゃない。
理由はどうあれ、自由を奪って軟禁するなんて、民主主義国家ではありえない話だ。
どうしてそんなことに気づかないんだ?
帰す帰さない? おいおい、拉致してんのか? そんなの本人の自由だろ。

朝青龍は、心の病気だろうが、腰が病気だろうが、それが仮病であろうが、現象として、相撲とってない。
興業もまた相撲ならば、仕事をしていない、ということ。
仕事しないなら、相撲取りではない。横綱ではない。相撲取り失格を言い渡せばいい。
再チャレンジしたいなら、一番下からやり直してくれ、と。
この国では誰がどのような仕事をしようがかまわないのだから、本人が決めたいようにするだけだ。
誰も彼に言ってないよな「この国では自由は尊重される。で、どうしたいんだ? 」と。

相撲をとるかとらないかは、本人が決めることなんだ。
本人が決められること、それが、「民主」主義。
北朝鮮のスポーツ選手じゃあるまいし……
人権無視、それが、日本の伝統だとは思いたくないなぁ。

彼を外国人労働者として考えた場合、日本の雇い主のやり方は、あまりにひどい。
もしかして、国内でも外国でも、外国人労働者の扱いはこんな感じなのか?

日本の伝統が大事だというなら、横綱にふさわしい人間を選べばいいだけだ。
朝青龍が相撲をとりたくないならば、横綱にふさわしくない。
会社としては、降格するなりなんなりすればいいだけ。
それでも仕事に復帰できないなら、時限付きで休んで治してもらう。
その間、何をしようが、本人の自由だけど、治す気がないなら、
仕事、辞めてもらうしかないだろうさ。
本人が決められない状況なら、本国に帰せばいい。いや、帰さなければいけない。

時間をおいて、やっぱり相撲を取りたいなら、本人の意思で、
最初から、やり直せばいいだけの話だ。
そうしたゴタゴタについては、監督者の上役が反省すればいいし、
興業として朝青龍に頼っている協会も反省すればいいだけ。
お相撲のエライ人が責任を回避しようとしてあたふたしている……それだけの話じゃないか?