【編集部記事】仮想通貨Bitcoinを動かしている裏側の仕組みを、デジタルコンテンツ配信でも使おうという動きが活発化しているが、その先陣となりそうなのがドイツのベンチャーascribe社(本社:ドイツ・ベルリン市)だ。
Bitcoinは、「ブロックチェーン」と呼ばれるP2P公開台帳データベースの上で、暗号の固まりを各ユーザーがCPUで解くことで、権利の配分を行なうという仕組み。昨年あたりからこの仕組みが個人認証システムや名前解決システム、レコメンデーションシステム、デジタルコンテンツ配信などの分野でも十分転用できることが判明。
ascribe社では、一般的な電子透かしシステムなどと同じように、コンテンツファイルに著作権者情報と紐付くIDを埋め込む。ポイントは、その紐付き関係がP2P上の公開データベースに分散的に記録されるため、ファイル所有者が変わっても著作権者情報が正確に確認できるようになるという。【hon.jp】
問合せ先: ascribeのサイト( https://www.ascribe.io/tour/ )