【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、「Google Book Searchの部分検索・部分表示はフェアユースの範囲」という2013年のニューヨーク連邦地裁の判決に対し、米作家団体Authors Guild(本部:米国ニューヨーク州)は年末12月31日に最高裁へ検証を求める嘆願書を送付した件について、他の作家団体なども支援の意見書を送付したとのこと。
10年前に始まったGoogle Book Search裁判は、2013年5月からフェアユース面での是非を問うかたちで裁判が仕切り直しになり、同年11月に一連の訴状はニューヨーク連邦地裁のDenny Chin判事に棄却され、被告側のGoogle社(本社:米国カリフォルニア州)の勝利。控訴審も「Google Book Searchの部分検索・部分表示はフェアユースの範囲」と3対0で認めた。米作家団体Authors Guildは「最高裁は過去20年間フェアユースに関連した審理を行なっておらず、その間の時代の進歩で概念が大きく変質していている」として、取り上げてもらうよう要請している。
今回、Authors Guild側の支援に回ったのはAmerican Society of Journalists and AuthorsやText And Academic Authors Association、The National Association Of Science Writers、The Dramatists Guildなど多数の団体。【hon.jp】
問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/69314-authors-guild-gets-support-in-google-case.html )