【編集部記事】米The New York Times紙によると、ドイツで今まで発禁対象だった「我が闘争」(アドルフ・ヒトラー)がついに現地で発売され、完売したとのこと。
今回発売されたのは「Hitler, Mein Kampf: Eine kritische Edition」という批判コメント付き特別修正版で、出版社は政府系のドイツ近代史研究所であるInstitute of Contemporary History(本部:ドイツ・ミュンヘン市)。ドイツのユダヤ人系人権団体からは当初から発売禁止を求める声が多く、その性格上、学術研究者向け資料として編集されており、電子書籍版も提供されない。ユダヤ人関連の記述箇所に注釈や関連資料を多量付与することで批判に対応したものの、購入読者からの評価は案の定、二極分化しているとのこと。【hon.jp】
問合せ先:New York Timesの記事( http://www.nytimes.com/2016/01/09/world/europe/mein-kampf-hitler-germany.html )