«     »

米国著作権局、孤児作品デジタル化問題に関して公式見解「もっと時間をかけて考えましょう」

Posted by on 6月 5, 2015 at 1:30 pm.

【編集部記事】米国著作権局(本部:米国ワシントンD.C.)は現地時間6月4日、Google Book SearchやHaithiTrustなどによる孤児作品のデジタル化が発端となり、ここ数年議論になっている著作権法の大改正案策定にからみ、最新のレポートを公開した。

 この「Orphan Works and Mass Digitization」レポートでは、権利者が所在不明の著作物(孤児作品)について、著作権料の回収代行などが現実的なのかどうかを焦点に分析(注:米国やEUでは、それを実現しようとした権利データベース開発プロジェクトが官民双方で次々に頓挫しているという背景がある)。

 米国著作権局のレポートでは総論として、「もっと時間をかけて考えましょう」「まずは実験レベルから」と抑えめペースの対応を議会に推奨している。【hon.jp】

問合せ先: 「Orphan Works and Mass Digitization」レポート( http://copyright.gov/orphan/reports/orphan-works2015.pdf ※PDF形式)

Comments are closed.