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[ 3-レース・レポート ] |
9時間10分ぐらいだった。走り始めたのが朝の6時40分、夕方4時まで走っていたことになる。
レポートは↓
前日22時まで仕事していたが23時には寝て、4時過ぎには起床、4時50分に東久留米のFuさんが自転車でやってきて出発、黒目川から朝霞へと走り、幸魂大橋で荒川を渡って6時前には戸田・彩湖に到着。
天気曇り、ウェアは結局、長袖にする。6時40分スタート。80kmのエントリーは100人ぐらいか。この規模で静かに走るのもいいなぁ。彩湖という調整池の周囲約5kmを周回するコースなので、80kmでは17周(!)もするのだ。今、何周目か、数えておかないと悲惨な目似合うのだけど、それは杞憂だった。前半はキロ6分程度のペースだったので、1周約30分だから、簡単に計算できるし、後半になってからは、頭のなかで何度も「今○周だから、○周までは我慢して走るんだ」などとずっと考えて走ることになったので。
Fu氏と話しながら適当に走っていくと、いちばん後ろのような気もするが……気にしない気にしない。速度は遅くはない、ウルトラマラソンなのにキロ6分切ってる、こんなペースでいったら危険かも。
2周したところで、ちょうど7時40分スタート組みがスタートして合流、どんどん抜かれる。60km組、フルマラソン組と、さまざまな距離が設定されているから、脚の速い人を追いかけても、あまり意味がない。
途中でトイレに行きたくなって(毎度のことだが)Fu氏とは別行動。しばらく気合い入れて追いかけたが、背中が見えてこない、こりゃダメだ、早すぎる。このまま行くと潰れるので、減速し、自分のペースで走ることにする。
7時40分スタートのM会のHさんが、ものすごい勢いで抜きながらエールをくれた、は、早い!(結果、年代別2位)。
曇りだった天候は晴れてきて、陽射しが暖かい、ね、眠いなぁ、走りながら眠ってしまいそうだ、いや、実際に眠ってしまった瞬間もあったかもしれない、でも、走っていた。今年2月に走った「大村湾160km」とは別の「快適睡眠走」、脚だけは動いているような感じだった。春だもんね。だがそんな状態は長く続かない、脚が重くなってきて快適度合いが下がる、30km過ぎている。
けっこうなペースで来ている、先月の「荒川フル」とさして変わらないペースじゃないか! うーん、どうしてだろう? 実際にそうだから仕方ない。フルを過ぎる距離以降は、天候がアヤシクなってきて、小雨もパラパラと来る、北風がビュービュー吹いてくる、ちょっと辛い数時間があった。それでも、周回なので、逆風があれば追い風もある、なんとか凌いで走る。
ウルトラ走りのエネルギー確保のため、前半からうどんやおにぎりなどの炭水化物系のエイド食をいただく、後半はオレンジジュースとグレーププルーツが疲れた筋肉に効きまくる、一般のレースではあまり見かけないエイド食がありがたい。さすが「スポーツエイド・ジャパン」さんでした。
11周ぐらいから、まったくスピードが出なくなり、誰も抜くことができなくなる、つまり、抜かれるばかりになった。どうがんばっても、前の人を抜けないのだ、立ち止まってストレッチしている人ぐらいしか抜けないし、その人にまた抜かれる。うーん、遅い、これは走ってるといえるのだろうか? などと思いつつも、絶対に止まるな、止まったらきっと、あとは歩きになってしまう、大村湾と同じだ、ともかく足を動かせば、いつかはたどり着く、あと1周してから次の周回を考えよう、先のことなんか考えるな、などと思いながら前に進んでいく。
困ったのは、腹筋あるいは横隔膜あたりの筋肉が疲労したのか、呼吸がうまくできないというか、酸素がうまく回っていないような感じになってきたこと、そして、前腕が筋肉痛になり、肩に鉄板が入ったように凝って痛くなってきたこと。脚はもう意思では大きく動かせず、その運動量で安定してしまっているが、他の箇所で苦痛が大量発生して、身体中のセンサーが「痛いってば! なんとかしてくれ!」とアラートランプを点滅させているような感じ。当然ながらそのセンサーの要求には応じず、つまりは、走り続ける。
ようやくあと2周になり、ゴール近くでついに、Fuさんに抜かれる、しまった、周回遅れになってしまった。ここで追いつかれてしまうとは。最後は脱兎のごとくダッシュして見えなくなってしまったFuさんをトボトボと追いかけて、ラスト1周になる。
あと5kmだ、残っている力で脚を前に出す、まだ少しは力が残っている、何人か抜いていってゴールできた。10時間キレタよ、充分!
しばらく休んでさっさと帰ることにする、日が暮れてしまう、自転車なのだし……帰りの自転車、15kmなわけですが、登り坂がきつい……地元近くのファミレスまで戻ってから、打ち上げ、いやはや、お疲れさまでした。