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[ 2-ランニング日誌 ] |
2004年11月7日(日)
記録;4:06:09
フルは2回目(1回目は10年ほど前、5時間以上かかった)。
病み上がり出場。風邪を引いて前日まで寝込んでいた……という言い訳など聞きたくない! 内容が悪かったですね。。
前日の夕方、まだ熱があるものの、明日に備えて準備をする。食べられるだけ食べる。薬は飲まない(この時点でかぜ薬を飲んでいるようでは、翌日走るのは無理だ)。夜間、寝汗をかいた。
当日早朝、熱を計る。平熱だ。出発だ。すぐさま自転車で駅へ。東久留米−秋津/新秋津−南越谷/新越谷−柳生。2時間ぐらいか。電車の中はマラソンの出場者でいっぱい。朝靄がかかって美しい。柳生駅は無人駅かと思われるぐらい小さい。踏切を渡り、渡瀬遊水池の会場へ。
会場内を歩いていると、明走會JAPANのシバやんさん、城北クラブのサポらんさんにばったりと出会ってしまった。これだけ広い会場で偶然、会えるとは、魔法みたいだ、荷物の一部をそこに置かしてもらう。着替えると、微妙に熱発しているかもしれない、妙にフラフラする。厚着をして暑かったのが、着替えてランシャツになったので、身体がアワテテいたのかもしれない。
スタートラインに並ぶ前に、靴紐を締め直す。緩すぎると、足底のアーチが潰れてしまって、走れなくなる、と思ったから(前にそういうことがあり、靴紐はきっちり締めるべきだと思っていた)。ところが、緊張していたからか、両足ともきつく締めすぎていた。特に右がきつすぎた。
快晴、気温は高く、20℃を超えている。ほぼ無風。
スタートラインの後方に並んでから、今回の作戦を考える。完走するには、最初の10kmで、「走り続けられるかどうか」を確かめる必要がある。その後、もし、調子がよければ、少しペースを上げてみる、ことにする。
スタート。きわめてのんびりと走りだす。最初の1kmは6分30秒ぐらい。気持ち悪くなったり、目眩がしたり、耳鳴りとか、吐き気とか、そういうことはないようだ。給水ポイントでは、初めから水分補給を多めにしていく。気温がどんどん上がっている。少しずつペースを上げながら10km走ることができた。絶好調というわけではないが、走れそうだ。ペースをキロ5分30秒に引き上げる。20kmまでは問題なかった。エイドのチョコを舐めながら走る(走行中に摂取した食物は、チョコ3個)。
右足の甲が痛くなってきたのは20kmを過ぎてから。靴紐をきつく締めすぎたことで圧迫されていた。止まりたくはなかったが、痛くて仕方がない。靴紐を直すのに、2回も立ち止まってしまった。そのたびに、足が重くなり、再び走り出してから1kmぐらいは速度が戻らなかった。
今回、いちばん苦しかったのは、27-32kmぐらい。腹筋と呼吸筋が疲れてきたためか、呼吸が浅くなってしまった。苦しくて仕方がない。このままだと、無酸素運動→乳酸→筋肉痛が増すばかりだ。なんとかしなければ。途中まで水を飲みすぎていたし、吐き気までしてくる。ペースがグッと落ちる。右足甲だけでなく、左足甲まで痛くなって、靴紐を再び直す。気付くのが遅すぎた。この間、どんどん抜かれていく。筋肉痛がひどくなる。
32kmからは、「あと10km!」「いつも走ってる10kmじゃないか!」という気分になった。ペースは遅く、ペースを上げることはできないが、最後まで走り続けることはできそうだ。頭のなかでタイムを計算する、4時間切れるか? ともかく、走っていくしかない。20-30kmで、たくさんのランナーに抜かれたが、今度はこちらが抜く番だ。なぜ抜けるかというと、みんな歩き出しているから。35kmぐらいでは、ほとんどの人が歩いていて、自分だけ走ってるような状態だった(序盤にペースを上げすぎた人か、この時点でサブフォーが無理だとわかり、気落ちしたか、だと思う)。どんどん抜いていくのを励みとして? 40kmまではがんばる。
最後の2kmは辛かった。特に最後の1kmはひどく長く感じた。ゴール手前でスパートなんてできなかった。ゴール後、苦しくて倒れそうだった。筋肉痛がひどい、ひどすぎる。
着替えて荷物のある所に行くが、人が誰もいない。30分ほど待っていたが、疲れがひどく、早めに自宅に戻らないと危険だな、と思ったので、帰ることにする。帰りの電車で、またしてもサポランさんに会う(笑)。なんと3時間13分? で自己ベストだとのこと。スゴイ……自分よりも1時間も早いタイムなのだ。1時間ですよ、1時間……どうなってるんだろう? この違いは。。
いずれにせよ、自分のダメージは大きかったようで、帰りの電車で座っているだけでも、呼吸が苦しいような状態だった。こういう苦しさは、登山で疲れきった時によく起こる症状だった。
いろいろと反省の多いマラソンだった。この体験は、次の「河口湖マラソン(フル)」に生かそう。