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千葉-新座100km元旦マラニック[2006年1月1-2日] Edition.1.0_2006.01.04


おもしろい写真はありませんm(__)m 夜間だし、フラッシュをたいて撮影するほどの対象もなく……現在位置や方向を確認する指示板を撮影するに留めました。

外房・大網街道を千葉方面へ
2006年元旦。曇り空で15時を過ぎ、暗く感じる。千葉外房・大網街道を西へ。歩道が狭く雨水のコンクリート蓋がデコボコしていて走りにくい。しばらくの辛抱だ。それにしても大晦日から元旦にかけて食べ過ぎてしまった。このマラニックでは何度もトイレに行きたくなって困ってしまったが、国道沿いはコンビニが多く、最悪の事態?には陥らなかった。
鎌取駅付近
外房と内房が分かれる蘇我の南で357号線に出たいので、鎌取(おゆみのの街)を西へと走る。量販店のトイレを利用するなどして寄り道していたら、途中で現在地がわからなくなって、陽が暮れる。西に行けば東京湾、そして357号に出るはずだ。西に行けばいいんだ、川沿いに強引に下っていくことにする。JR内房線の線路でジャリ道は行き止まりになってしまった。川岸伝いに線路の下を強引にくぐる。暗くて、川とコンクリート護岸の違いがわからない! 足で探りながら進む。これは沢登りか? 無事に突破して、再び現れた川沿いのジャリ道を走っていったら、ひょっこり357号に出た。うぇえ、助かった。スタートしてわずかな時間でこんなことをやっていてどうするんだろう?
357号に出る
東京湾・東湾岸、途中まで京葉線沿いに東京へと向かっている357号を走る。東京まで道なり最短でフルマラソンの距離だ。車の往来が多くてうるさいが、ヘッドライトが路面を照らすので足もとがよく見える。
357号を行く
しばらくは進行方向で迷うことはないだろう。歩道は途切れることもあるが走れないことはない。旧い道に比べれば充分に走りやすい。
道に迷って千葉市役所付近へ
トイレに行って出てきたら進行方向が90度ズレてしまった。何をやっているのか……タワーの方向、すなわち南西に向かって走っていってしまった。途中で気づいて戻り、モノレール沿いに走る。モノレールの駅には外にトイレがなくて使えなかった。
稲毛浅間神社
こんなところに浅間神社が。初詣に人が集まってお祭り状態。海蝕台地の上、東京湾を見おろす台地の上にある。浅間神社らしい立地だ。立ち寄ってぐるっと回ってそのまま走っていく。
相変わらず357号

検見川で14号が分かれるのだけれど、なぜか14号方面に走っていってしまった。途中で気づいて湾岸に近い357号へと左折する。道が分かれる箇所では、歩道は大きく迂回するので注意しないといけない。
  船橋から市川あたりまで車道沿いに公園があり、その公園につけられた歩行者専用舗装道を走ることができた。357号とは防音壁で遮断されていて、車を見ないで済むし、思ったよりも静かで走りやすかった。距離は5kmぐらいはあったと思う。正月で人影なく、数キロは街灯もないので、ヘッドランプを出して点灯して走る。前から無灯火で自転車で走ってくる人がいる。夜の山を走るよりもずっと怖い。怖いのは物の怪ではなく、実体としての人間のほうだ。
 次第に空模様があやしくなり、イヤホンを耳にさしてラジオを聴きながら走ることにした。天気予報が気になる。
 なおも行くと、突然、谷津干潟が右に現れる。灯が遠く水面に映って美しかった。今回、いちばんよいロケーションだった(残念ながら写真には写っていませんが……)。
 京葉線の二俣新町駅付近は川を渡る橋が多くなってきて、そのたびに登り下りを繰り返すようになる。歩道はしっかりしているものの、防音壁はなくなり、車道の隣になる。ライトや排気ガスが嫌な気分にさせる。小雨も降り出したのでウィンドブレーカーの下にザックを背負うことにする。江戸川を越える橋では冷たい風に吹かれて、急激に寒くなる。皇居を1周した後に北上、荒川に出て遡上して埼玉へ向かうという当初の計画は止めておこうと思った。凍えてしまいそうだ。だいぶ疲れてきたのか、寒さがこたえる、何か食べないと。このあたりで携帯の電池が切れてしまった。

行徳駅へ
357号を右折、行徳駅へ向けて北西へと走る。行徳駅を越えて少し行ったところで左折、6号を南西へ、また右折、50号に入る。これで50号沿いに西へと走っていけば、東京駅に着く。下に都営新宿線も走っている。気は楽になったのだが……行けども行けども東京は遠い……
東京都江戸川区に入る
行徳から東京までがとても長かった。行徳駅から3時間もかかっている。頭のなかの地理、距離感がおかしい。都心に近づくにつれて車の数が減っていく。隅田川の橋はどこだ……。
ファミリーマート兜町店
隅田川にかかる新大橋を渡り、新大橋通りを南西へ、ここは日本橋なのか。なんとなく道を間違え、東京証券取引所付近を通り、ファミリーマート兜町店に駆け込む。運気上昇を祈念しトイレを借りる。つか、アブナイ、間に合わないかと思ったぜ。もちろん食べ物や飲み物も仕入れる。後半戦これからだ。1号線に出れば、東京駅は近い。もう0時を過ぎている。
皇居、いつもの竹橋駅の入り口
東京駅を通り過ぎ、皇居に着いたのは01時。距離を調整するため、1周5kmの周回コースを2周しなければならない。足が上がらなくなり、膝に痛みも出てきた。スピードまったくなし。
  深夜の皇居の周囲にはいつものように警官が警備にあたっている。正月の深夜にヘッドランプを点けて走っている人間は要注意なんだろうけど、警官に呼び止められることもなく、走り続けることができた。警官も寒さ対策で走り続けるとよいのに。1周目は一般人と出会わなかった。
 AMラジオを聴いていると「耳で聴く戦後史」といったような番組をやっていて、ちょうど敗戦時の玉音放送が流れた。深夜に皇居を周回しながら玉音放送をラジオで聴く。タイムスリップして異次元の歴史時空に飛び込んでしまったような感じだ。いや……疲れているだけだ、きっと。
 2周を終わり、竹橋駅付近、気象庁の横から北へ向かう。皇居という強力な重力圏を使ったスイングバイ、それでも加速はできない。御茶ノ水までがんばるのだ。
駿河台の坂下
写真を撮ろうという気力も失せてきた。ここから坂を上がって御茶ノ水の駅前を通り、春日通りから池袋に出て、さらに川越街道を北上すると考えると……ほんとに足がもつんだろうか。先月も川越街道は走ったので、迷うことはないのだけれど……遠いなぁ。コンビニでゼリーを補給しつつ、少しずつ進んでいく。
川越街道、ここで左折
信号で止まるたびにストレッチするけれど、痛みがとれなくなってくる。早朝の川越街道、静かなものだ。
  駿河台の坂下から、3時間半後、ようやく自分のランニングルートに合流することができた。ここまでくれば……しかし、自宅に戻るまで、いつもの2倍の時間を費やすことになった。左膝だけでなく、右膝も痛くなってしまった。ちょっと変な足の出し方をするとバランスが崩れて我慢できない痛みになってしまいそうだ。膝を騙すしかない。ほんとに騙しだまし慎重に走る。
  急速に夜が明けていく。黒目川に降りて川沿いをいく、朝の散歩をしている人が多くて驚く。
  自宅に着いたのは07時15分、16時間の走行だった。
  ラスト3時間の落ち込みがひどく、こればかりは距離を走って慣れるしかない?