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第2回『鉄塔武蔵野線』ファン・ラン[2005年10月30日] Edition.1.0_2005.11.24

『鉄塔武蔵野線』とは?
 銀林みのる著の少年小説。送電線を追いかけて冒険する小学生のお話。第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、新潮社から単行本、文庫として刊行された。小説を原作として、1997年、長尾直樹氏脚本・監督で映画化(単館ロードショー公開、115分、バップよりビデオ・DVD発売中)。主人公の少年役に伊藤淳史(2005年、フジテレビ系テレビドラマ『電車男』に出演)。詳しくは『鉄塔武蔵野線』INFOMATION
「第2回『鉄塔武蔵野線』ファン・ラン」とは?
 映画版『鉄塔武蔵野線』をベースに、東京都西東京市保谷と埼玉県日高市を結ぶ全長28.1kmの武蔵野送電線(現在は武蔵野線、武蔵野連絡線、武蔵赤坂線の3線)を見ながら、走って往復しようというランニング企画。2004年に第1回の往復を行い、約70km、11時間を費やした。
 2005年の第2回は1回目とは別の往路を採用した。第2回の最大の収穫は、日高市の1号鉄塔に至る道が中世の「鎌倉街道上路」であることに気がついたこと。毎年、この企画を続けていきたいと思っている。
 第1回『鉄塔武蔵野線』ファン・ランについては、『鉄塔武蔵野線』のページTOP


スタート地点の黒目川
黒目川右岸の台地、保谷方面へと上がって、スタート地点の武蔵野変電所を目指す
保谷の武蔵野変電所
栗原から野寺の坂を上がって東進すると前方に武蔵野変電所が見えてくる
武蔵野線の南端
昨年同様、武蔵野線の南端からスタートする。空は曇り。
JR武蔵野線付近
黒目川を渡り、野火止用水〜平林寺を越え、柳瀬川に降りていく
オリンピック道路付近
高架下を通り、柳瀬川を北に渡る。東川、関越自動車道を渡って北西に走れば、オリンピック道路と呼ばれる少し広い道路に出る。東京オリンピック(1964年)のクレー射撃会場だったところ
ケヤキ並木と六間道(ろくけんみち)
昨年は往路に日大〜東ハトの工場の一本道(この道も古道だと思うけど)を通ったので、今回はその道と平行して北西に走る道、上富の六間道を往くことにする。武蔵野線は畑や雑木林と通して左(西)側にわずかに見える位置になる。
 地図で見ると両脇に農家のある古い道だということがわかる。はたしてケヤキ並木の江戸と川越を結ぶ、そのまんまの「川越街道」だった。江戸時代は「川越往還」と呼ばれていたらしい。この道を走るということは、川越〜江戸を往来する飛脚になったようなものだ。
参考URL:
「中山道の脇街道:川越街道」
「百街道一歩の川越街道」

 こうしてネットで検索してみると、古道・街道を歩くのがブームらしい。映画『鉄塔武蔵野線』で少年たちが通る道は、古くからの街道を繋いでいるということがよくわかる。送電線を最短距離で都心に繋ごうとすれば、必然的にその道近くを通ることになるわけだ。実際に歩いたり走ったりすることでそのことがよくわかる。

 道にある由来の立て看板の表記をそのまま写す。
ケヤキ並木と六間道(ろくけんみち)
所在地 三芳町上富

 三富開拓地の中央を南北に伸びる通称「六間道」は、両脇に約2.5kmにわたってケヤキが立ち並び、誰言うことなく「上富のケヤキ並木」と呼ばれるようになり、四季折々に姿を変えるケヤキの美しさが人々に親しまれている。
 このケヤキは、あたかも並木を形成しているように見えるが、並木の形成を目的として植栽されたものではなく、農家の屋敷林の一部として屋敷の周囲を取り巻くように植えられたもので、六間道に沿って連続しているため並木のように見えるのである。
 昭和55年3月25日に246本のケヤキが、三芳町上富通りふるさとの並木道に指定されている。
(昭和61年埼玉県三芳町)
「いもほり」看板
あちこちでいもほり看板や幟が立っているのだった。川越芋の特産地なのだそうだ
上富下組の御嶽神社
天保〜安政からある、青梅市御嶽山にある武蔵御嶽神社の分社であるという。浅間山火山噴火で大変な降灰があった時かもしれない
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